2016-07-23 10:28 | カテゴリ:舞台
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グローブ座に行ってきました。
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「マルベス」…じゃなくて「マクベス」、とっても良かったです。
役者・丸山隆平を、堪能させてもらいました(*^^*)。
席は、1階のかなり後ろの方だったんですけど、やっぱり、グローブ座は狭いです。
肉眼でも、表情がはっきり見えるような距離で、心を掴まれたり、鳥肌が立つような場面も、満載でした(^^)。

詳しい感想は、続きから。
ネタばれありありなので、お気を付けください。
大丈夫だという方だけどうぞ。

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グッズのパンフレットと日めくりカレンダー
パンフレットは、めちゃくちゃカッコイイ写真が満載でした(*^^*)。
日めくりカレンダーも、カッコイイポーズからふざけているポーズや面白いポーズ、可愛いポーズまで、色んな丸ちゃんが見れますし、格言?も、バラエティに富んでいて、心に響くものもあれば、完全にふざけているものもあり(笑)、面白いです。
これから、毎日楽しめそうです(*^^*)。

拍手ありがとうございます。
いつも励みにしています(*^^*)。


ステージは、全体的にグレーで、城壁のイメージになっており、両端に階段がある2階建て、下は真ん中が大きく出入り口にも変わる仕掛けになっていて、バックは、窓から木が見えるような感じの作り。
ステージの向かって右には、オーケストラボックスがあって、そこでの生演奏も、お芝居に彩りを与えてくれます。

オープニングは、戦闘シーン。
ここは、ワイドショーでも紹介された場面でした。
で、戦いを続けるマクベスの元に、勝利の知らせが届くんですけど、倒れていた敵の兵士が起き上がって、マクベスに襲いかかろうとするのを、マクベスは、「もう戦いは終わったんだ。」と言って、その男を振り払います。
でも、その倒れた男の元に、兄弟が駆け寄ってきて、結局、マクベスと戦うことになり、ついには、その男達も切りつけてしまった時のマクベスの、何とも言えない驚愕の表情、そして、スポットライトを浴びての「こんな良いとも悪いとも言える日は、初めてだ。」というセリフ、この辺りから、もう、グッと心を掴まれました。

やがて、ステージは、倒されて死んでいた人達が起き上がって、ダンスを始め、最後は…たぶん最後に殺された3兄弟だと思うんですけど…その3人のダンスが、すごく不気味でもあり、幻想的でもあって、これから展開していく悲劇を象徴しているような感じがしました。
その後、その3人が魔物となって、マクベスとバンクォーの前に現れるんですけど、たたずまいも異様で、ライトで目の辺りだけを照らしていたんだと思うんですけど、表情も、本当に魔物という雰囲気がして、ちょっと怖かったです。
で、その時に、マクベスは、魔物から、「コーダーの領主になり、国の王となる。」と言われて、帰還すると、本当に、ダンカン王から、コーダーの領主の座を与えられます。

ちなみに、3人の魔物は、お芝居の中で、ずっと、マクベス達の行動を、時には見守っていたり、時には登場人物になったりして、その常にまとわりついているような感じが、このお芝居の、ちょっと異様な空気感を、さらに引き立てているように思えました。

場面は変わって、マクベス夫人が、マクベスからの手紙を読み、「コーダーの領主となって、やがて国の王になると言われた」という内容に、狂喜乱舞している様子が描かれ、そこへ、マクベスが帰ってきます。
ここで、2人のラブシーンが始まるんですけど、これが、結構、激しく抱き合ったり、何度もキスを交わしたりして、ちょっとドキドキしました。
「ギルバートグレイプ」でも、かなり際どいラブシーンがあったんですけど、その時よりもドキドキしたかな…マクベスとマクベス夫人が、互いに求めあっているという感じが、すごくナチュラルに伝わってきたからかもしれないですけど。

で、マクベス夫人は、今夜、マクベスの家にダンカン王がやってくるので、その時に王を暗殺するよう、マクベスを差し向けてしまいます。
でも、ダンカン王はいい人で、みんなで楽しく宴会をして、マクベス夫人に自分の指輪まであげてしまいます。
それを見て、悩むものの、結局、ダンカン王を、その手で、暗殺してしまうマクベス。
暗殺した後、白いシャツに返り血を浴びて、二つの短剣を持った両手を、真っ赤な血に染めて現れるマクベスは、壮絶でした。
そんなマクベスの様子とは対照的に、マクベス夫人は、王を暗殺をしたのは一緒に寝ていたお伴の者にするはずだったので、慌てて、自分の手も血に染めて、短剣を寝室に戻すんですけど、この夫人の行動が、愛情なのか野心なのか分からないところが、2人の行動と共に、かえって怖かったです。

翌朝、王が暗殺されたことが分かり、マクベスは、寝室に向かって、お伴の者も、犯人として、殺害してしまいます。
この時のマクベスが、上半身裸に、長いガウンジャケットを羽織っていて、この姿が、めっちゃかっこ良かったです。

で、本来の王位継承者であるダンカン王の息子達が、亡命してしまい、マクベスは、本当に王の座に就くことになるんですけど、マクベスが魔物と出会った時に、バンクォーには「お前の子孫は王になる」と予言したことに、不安を覚えるようになり、バンクォーも暗殺するように仕向け、その息子だけはなんとか助かります。
しかし、マクベスは、精神を病み、国王就任の晩餐会で、バンクォーの亡霊を見て、錯乱してしまいます。
ここは、本当に鬼気迫る感じで、一方の、マクベス夫人がなんとか平静を保とうとする感じと相まって、すごいなと思いました。

そして、不安に駆られたマクベスは、再び、魔物の元へ行くと、魔物は、大きな鍋で何かを調合して、それをマクベスに注射します。
この動きも、もちろん不気味なんですけど、その後、魔物と亡者の群れ?が現れて、ダンスというかパフォーマンスを始め、その動きの中にマクベスも取り込まれていき、その様子でマクベスの精神が完全に破壊されていくようにも感じられて、見応えがありました。
で、この時の衣装が、グレーの戦闘服と黒のロングブーツの上に黒いロングジャケットを羽織っていたと思うんですけど、この姿がまた、めちゃくちゃかっこ良かったです。

一方、マクベス夫人も、精神をやられてしまい、毎晩、血塗られた両手を洗い流そうとして、夢遊病者のように彷徨うようになってしまい、医者からも見放されてしまうんですけど、最初は野心に燃えていたマクベス夫人の、この狂気の様子も、すごかったです。
このお医者さん役の三上さんは、ダンカン王との二役で、「ギルバートグレイプ」でも何役かを演じ分けられていたり、ヤスくんの舞台でもお父さん役を演じられていたんですけど、今回も、やっぱり、芸達者な方だなあって思いました。
のちの場面で、マクベスが、このお医者さんにダンカン王の影を見て怯える様子も、すごかったです。

さらに、マクベスの政敵で、ダンカン王の息子のマルカムを追って亡命したマクダフの、残された婦人と子供達が殺される場面があるんですけど、この場面も、かなり残忍で、むごい感じに描かれていて、怖かったですけど、これによって、ラストの2人の対決場面が、なおさら、深く感じられたのかなあとも思いました。

そのマクダフは、何も知らないまま、マルカムの元に行って、マクベスの横暴を訴え、マルカムは、最初はまったく相手にせず、戦意を喪失しているように見えましたが、やがて、マクダフの真意を感じ取ったマルカムは、今まで、自分を偽っていたことを話し、立ち上がることを決意します。

そんな中、マクベス夫人は、とうとう、自ら身を投げて死んでしまい、その知らせを聞いたマクベスが、何の感情も表わさずに、「あれも死なねばならなかった」というような内容のセリフを言うんですけど、この時の、スポットライトを浴びたマクベスの顔が、もう、しばらく見惚れてしまうくらい、超絶、美しかったです。

そして、ついに、敵となった軍人たちが攻め込んでくるんですけど、マクベスは、その人達を、何の躊躇もなく殺害していきます。
ここが、最初の頃の、勇敢ではあるけれど人情も持ち合わせていたマクベスとは違うということの現れなんだなあと思いました。
で、ついには、マクダフとの一騎打ちになり、この対決の場面も、なかなかのものでした。
確か、この辺りから、魔物と亡者のバンクォーやダンカン王、マクベス夫人が、その様子を上から見下ろしていて、最後は、相討ちとなり、ステージの奥に2人が消えると、扉が真っ赤な血で染まるんですけど、この場面もぞっとするような怖さがありました。
やがて、マクダフがマクベスの首を手に持って現れ、その場に倒れるんですけど、すると、マクベスの首がゆっくりと上にあがっていき、魔物の手に渡り、魔物たちはマルカムに入れ替わって、マクベスの首が突き刺されるという展開だったかなあ…なんかもう、目がマクベスの首に釘付けにされてる感じでした。

最後は、マルカムが王位に着くという演説をして、暗転。

再び、明かりがつくと、キャストが一列に並んでいて、奥から、丸ちゃんが登場。
真ん中に立って、大きく両手を上げて、挨拶をする様子は、また一回り大きくなったような気がしたし、堂々として、とっても立派でした。
久しぶりの舞台でしたし、その存在感の大きさに、また涙腺が緩みそうになりました。
最後にステージをはけていく時には、軽く笑顔になり、頭を下げる様子も素敵でした。

カーテンコールでは、同じように全員が並んで頭を下げたんですけど、ステージから去っていく時に、「ブラボー」という声がかかり、嬉しそうに笑った顔が可愛かったです。

再びのカーテンコールでは、スタンディングオベーションになり、しばらくの拍手の後、丸ちゃんからの挨拶で、「ブラボー」という声がかかったのは初めてで、自分も観劇をするから分かるけど、声を出したり立ったりするのは勇気がいることなので、とても嬉しいということと、拍手で皆さんの思いが伝わってきたというようなことを話していて、あとは、もう少しだけど、最後まで、このメンバーで頑張っていきたいっていうような話があったかな…。
その時には、いつもの丸ちゃんだなあって感じがしました。

2時間半、休憩なしで、もちろん、有名なセリフも、ふんだんに盛り込まれていたし、マクベスが独白で、悩んだり、不安に駆られたり、いら立ちを募らせたりする場面も多かったし、動きや殺陣も、かなり凄かったので、本当に見応えのある舞台でした。
できれば、もう1回、見たかったなあ…。
実は、当日券を求めて、何度も電話したんですけど、全然、繋がらなかったんですよね…。
本当に本当に、とっても素敵な「マルベス」でした。

丸ちゃん、素敵なお芝居、素敵な時間を、本当に、ありがとう。
とても感動したし、楽しかったです。
公演も、もう残りわずかですけど、最後まで、「マルベス」を演じ切ってくださいね。
【ジャンル】:アイドル・芸能 【テーマ】:丸山隆平
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