2014-10-17 14:04 | カテゴリ:舞台
観てきました(^^)。
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シアターコクーンに向かう途中、渋谷センター街の通りに、CloveRが大音量で流れていて、テンションが上がりました。(*^^)v

詳しい感想は続きから。
ネタばれありありなので、これから観に行かれる方はご注意ください。
大丈夫だという方だけどうぞ。


舞台は、最初は、ただ黒い幕が垂れているだけの何もない黒い空間なんですけど、話が進むにつれて、舞台の上手に娼婦館(枯淡館)、下手に田崎家の門という、ジュリエット通りを形どっているセットや、枯淡館の中のサロンのセット、田崎家の居間と庭や離れのセットなど、大掛かりなセットが次々と入れ替わって、壮観でした。

田崎家は、そのジュリエット通りの地主で、ヤスくん演じる太一は、田崎家の息子で、就職が上手くいかずにブラブラしているニートという設定。
そしてその父親は、向かいにある枯淡館に土地を貸していて、枯淡館に入り浸り、太一の継母であるスズも、元々は枯淡館の娼婦だったという設定で話が始まります。

一方、太一が以前家庭教師をしていて、母親も娼婦だというキキという制服姿の少女が現れて、太一の友達のトモというチャラチャラした青年に、太一との仲を取り持ってもらおうとするというくだりがあって、そこへ、自転車に乗って、拡声器で、演説口調でしゃべる太一が登場。
そこで、キキが太一に思いを告げようとするんだけど、太一には、全然、その気がない感じで、話は進みます。

ここで、セットが動き、場面は、娼婦館のサロンのような場所に変わり、しばらくは、娼婦同士のいがみ合い?とか駆け引きとかが、枯淡館の主や太一の父親も混ざった状態で描かれていて、そこには、このお芝居のヒロインであるスイレンやスズも加わってきます。
この辺りまでで、大体の人間関係とか事情が分かってくる感じなのかなあ…。
女同志の怖さなんかも、ちょっと感じたりします。

で、セットが変わって、田崎家の居間と庭のセットになり、太一が座っているところに、奥からスイレンが現れて、太一とスイレンのやり取りが始まり、そこで、スイレンがお店のお金を盗んだという話になり、太一の父親の為に盗んだことにしたとスイレンが話しているところへ、奥から、太一の父親が現れるという流れになり、ここで、太一と太一の父親とスイレンの関係性…父親に反目する息子、愛人を思うように操ろうとする父親、それに従うしかない愛人…というのが、少し見えたかなあって感じがしましたし、この後の、太一とスズのやり取りが、少し微笑ましい場面の中にも、自分の時と同じように愛人を作られた継母と血の繋がらない息子という微妙な空気感があって、ちょっと考えさせられたかなあ…。

で、場面は変わって、ジュリエット通りに、太一が出ていくと、トモがモリオカという迷彩服の男と話をしていて、モリオカの思想に、トモとキキはどんどん引き込まれていくという展開になり、その一方で、官僚のウエダという男が現れて、話が進みます。
ここは、正義と悪とか、支配と自由とか、そういう対比を、それぞれの立場で表わしているのかなって思いました。

そこへ、枯淡館の主が、頭から血を流して帰ってきて、枯淡館を擁護してもらっていた議員が逮捕されたという状況になり、事態は一変します。
この辺りから、最初はまともだったように見えた娼婦たちも、少しずつ壊れていくように見えたし、それに合わせるように、太一の心も乱れ始めている感じが伝わってくるようでした。

というのが、1幕のだいたいの流れだったかな…。

2幕は、キキとその母親とのシーンから始まって、そこへ、迷彩服を着たトモとモリオカが現れて、キキと母親との決別をするんですけど、ここの場面も、親子関係というのをちょっと考えさせられました。

で、場面は、田崎家の居間と庭のセットに変わって、ここで、太一と太一の父親とスズとスイレンで食卓を囲んで、4人が、何もない食卓の上の想像上のカレーとサラダを食べるというシーンがしばらく続き、その後も、太一の父親が周りに追い詰められていくさまが明らかになっていくという流れの中で、それを感じ取る太一の心も少し壊れていくように見えました。

で、舞台には、鏡が並べられ、そこへ、娼婦のダリアという女が裸足で現れて、2人の間でしばらくやり取りがあって、太一が片方だけ靴をダリアに渡して、喜んだダリアが歌いながら踊るのに合わせて、太一も踊ったりするんですけど、この場面が、すごく印象的で、基本、太一はあまり笑わないんですけど、笑顔がとてもチャーミングでした。
そして、ここで、太一は、自分の父親がスイレンと一緒に死のうとしているということに気づきます。

一方、枯淡館は議員の逮捕などの影響で別の娼婦館との吸収合併という話になったようで、スイレンもまた、官僚のウエダを包丁で刺そうとしたり、心身共に、追い詰められていきます。

場面は変わり、ドラム缶が並ぶような場所に、ウエダと馴染みの娼婦であるサクラと、キキとトモとモリオカが立っていて、サクラが、ウエダから渡されたと思われるバイオリンケースをトモに渡します。
このバイオリンケースは、お芝居の冒頭で、キキがバイオリンを弾いていて、そのバイオリンケースなんですけど、そのバイオリンケースからマシンガンが取り出されて、それをキキがモリオカに乱射して、モリオカは死んでしまいます。
このマシンガンの仕掛けが激しくて、それもびっくりしたんですけど、突然の展開にも、ちょっとびっくりしたかなあ…多分、ここにも深い意味があると思うんですけれど…。

で、舞台の上から、霧雨が降ってきて、誰もいなくなった舞台から、太一が現れ、反対の方から、スズが現れます。
この2人のやり取りの間にも、ずっと雨は降り続いていて、ぐっしょりと雨に濡れながら言葉を交わす場面が、とても心に沁みるようでした。

そして、雨の中で、セットはジュリエット通りに変わり、太一の父親と太一の場面になって、ここで、ようやく、太一は、少し父親に心を開くような言葉を口にするんですけど、いつの間にか、父親の姿はなく、今度は、枯淡館のバルコニーにスイレンの姿が現れ、手には札束を持っていて、盗んだお金を返すと言います。
で、太一は、バルコニーをよじ登って、スイレンの元に行くんですけど、そのスイレンも、本物なのか、幻影なのか分からないんですね…既に、2人は別荘に向かっていて、死んでしまっているんじゃないかと思うんですけど、札束は、太一の手元にあって、やがて、バルコニーから、田崎家の門をウエダとトモが入っていくのを見て、思わず太一は、その札束を地面にばらまいてしまい、慌てて、バルコニーから降りた太一が見上げると、バルコニーにスイレンの姿はなく、太一は、狂ったように札束をかき集めようとして、そこへ、太一の父親が現れて、「何をしてる?」って言う問いに、心が壊れてしまったような表情で「蟻が這ってる」とつぶやく太一…もう、どこまでが幻想で、どこまでが現実なのかが分からないまま、ここで暗転。

カーテンコールで、最後に現れたヤスくんは、堂々としていて、男っぽくて、めっちゃかっこ良かったです。
2度目のカーテンコールでも、有名な方々の真ん中で、先頭を切って、颯爽と前に出てくる姿がとても素敵で、挨拶はなかったんですけど、グッときましたし、そこにいたのは、関ジャニ∞のヤスくんではなくて、まさに、座長・安田章大でした。

全体的な感想としては、最初に聞いていた「ロミオとジュリエット」という触れ込みに、ちょっと引っ張られ過ぎたかなあ…何の先入観もなく見ていたら、また、印象は変わったと思うし、プログラムのインタビューとかを読めば、岩松さんの意図してるところとか描きたかった世界観が分かって、そういうことかって理解できるんですけど、どうしても、太一とスイレンの悲恋というイメージで観劇し始めてしまったので、途中で、ちょっと混乱したというか、あれ?っていう展開になってしまったのが、個人的には残念でした。

確かに、一気に理解しようとするにはちょっと難しいお芝居かもしれませんけど、親子・家族の物語ということであれば、分かりやすいと思いますし、正義とは何かとか、愛とは何かとか、色々思うところや考えさせられるところがあって、とても味わい深い3時間でした。
ありがたいことに、座席がめっちゃ前の方でしたので、表情や動きも、とてもよく見えて嬉しかったです。

ヤスくん、素敵な時間をありがとう。
まだまだ、公演は続きますが、アクシデントのないように、最後まで、突っ走ってください。
そして、今度は、東京ドームで、関ジャニ∞のヤスくんに会える日を楽しみにしています(^^)。
【ジャンル】:アイドル・芸能 【テーマ】:関ジャ二∞
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