2012-05-29 20:24 | カテゴリ:舞台
「BOB」も、大千秋楽を迎えたと思うので…。

4月28日に観劇した詳しい感想レポ…観劇直後に書いたものですが…続きから、どうぞ。
いつもながら、記憶のみに頼っているので、一部記憶違いや前後がおかしい部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。
雰囲気だけでも感じてもらえれば嬉しいです。

拍手ありがとうございます。
いつも励みにしています(*^^*)。

舞台装置は、中央に白い大きなテーブルと椅子が3脚置いてあって、後方に両側から階段で上がれる2階建の台が設置されており、真中は移動式の壁で、その両方は3分割に映像が映るようになっています。
2階部分のバックもスクリーンになっているようで、まずは、そのスクリーンと下の3分割のスクリーンを使って、オープニング映像…3人が名前入りで紹介されます。

やがて、2階部分に、片桐さん演じる健太が登場して、ストーリーテラー的役割で話し始め、続いて、舞台には、向かい合って座る丸ちゃん演じる春彦と愛梨ちゃん演じる冬美の姿が登場して、バックのスクリーンには、月夜の空と家並み、両端には、キッチンをイメージした画像が映し出され、カレーが辛すぎるということから喧嘩が始まります。

冬美は専業主婦(?)で子供ができない身体という設定、春彦と健太は「バンビーズ」というお笑いコンビなんだけど、まったく売れず、春彦は伯父さんが園長をやっているという保育園(?)で、保父さんのバイトをやっているという設定で、健太が止めに入るものの、どんどん喧嘩はエスカレートしていき、冬美の手から離婚届が渡されて、冬美は家を飛び出していくことに。
そして、残された春彦と健太が話し合っているところへ、冬美が事故にあったという知らせが届き、2階に現れた冬美は、5年間の記憶を無くし、5年前の冬美に戻っていて、それまでの態度とは一変してしまい、春彦の「えーっ。」という絶叫が響く中、暗転。

ここの喧嘩のシーンが色々盛り込まれていて、とても面白かったですし、後のキーワードにもなっていて、すごく考え込まれた脚本だなあって感心しました。
3人のやり取りの間合いもとてもテンポが良くて楽しかったですし、5年前のバカップル時代に戻る愛梨ちゃんの豹変ぶりも、秀逸でした。

場面は変わって、バックのスクリーンに書棚の映像と両端には書斎をイメージした映像が映し出され、2階部分に、片桐さん演じる仙太郎が立ち、舞台には、テーブルをはさんで丸ちゃん演じる秋彦と愛梨ちゃん演じる夏美が正面を向いて座り、原稿を読んでいます。

ここで、今までのストーリーが、原稿の中のお話だったということが明かされて、その話の続きに困っているということが仙太郎から2人に持ちかけられることに。
ストーリー自体、秋彦と夏美の2人をモデルにしているようで、2人は別居中でライバル出版社の編集者同士という設定になっていて、良いアイデアをくれた方の出版社で本を出すという条件を仙太郎から突き付けられるんですけど、この2人の雰囲気が、春彦と冬美以上に険悪です。

で、片桐さんは仙太郎を演じる時には眼鏡をはずしていて健太の時は眼鏡をかけているし、愛梨ちゃんは逆で、夏美の時には赤い眼鏡をかけているんですけど、丸ちゃんはどちらも同じ…眼鏡とかなし…で、衣装も、全員黒に統一していて衣装替えもなく、表情と雰囲気だけで演じ分けているんですけど、演技にとてもメリハリがきいていて、素晴らしかったです。

再び、場面は変わり、記憶を失って5年前に戻った冬美と春彦…春彦は戸惑いながらも、以前の冬美に合わせていくようになり、何とか、そのままうまく暮らしていこうとし始めます。
ここでは、色々言葉遊びがあったりと、とても笑わせてくれますし、バンビーズの漫才とかも息がぴったり合っていて、とても面白かったです。

一方の秋彦と夏美は険悪なままで、仙太郎が心配するものの、なかなか歩み寄れない様子…秋彦によれば、ある日、家に帰ると、夏美が一人息子のアキラを連れて家を出て行っていたと言い、夏美によれば、秋彦が夏美とアキラを疑い始めた時から信じられなくなったという話で、しかも、夏美は妊娠4カ月で秋彦の子供を身ごもっているということが明かされるものの、秋彦は離婚届を突き付けられます。

場面が変わって、冬美は5年間の記憶を取り戻そうとして、そうこうする中で、離婚届を見つけてしまいます。
あわてた春彦が健太を巻き込んで、色々言い訳をしたり誤解があったりと、ここも面白いのですが、この場面の最後で、春彦が両手に持った離婚届を見つめながら「離婚なんかしない…」っていうようなセリフを言って、パッと顔をあげると、秋彦に代わっているというシーンがあって、その表情の変わりようが素晴らしくて、グッときました。

秋彦の方は、妊娠したということもあったりして、夏美にまだ未練があるらしく、夏美が席を外している間に、仙太郎に、初めて夏美が秋彦の家にお泊まりした時に切れた電球を記念に持って帰って、結婚した時には家に飾られていたんだけど、それもいつしか押し入れに仕舞われてしまったという話をします。
ただ、夏美が家を出て行った時に、その電球がなくなっていたと言う秋彦。

夏美が戻り、今度は秋彦が席を外している時に、疑われたという真相を夏美に尋ねる仙太郎。
秋彦と夏美は、どちらもB型で、息子のアキラはO型、しかも秋彦の両親はどちらもAB型なので、秋彦は純正のB型なのに、アキラがO型なのはおかしいというので、「本当に俺の子なのか?」と秋彦が夏美を疑ったらしく、ごく稀にそういう場合でもO型が生まれると分かったものの、その時から秋彦が信じられなくなったという夏美。
妊娠したのも、アキラが一人っ子ではかわいそうだし、父親が違っても難しくなるからという理由からであって、一人で子供と暮らしていく決心をしたという夏美。

再び、春彦と冬美の話に戻り、5年も経っているのに売れていないのを不審がる冬美の為に、家の屋上で架空のラジオ放送を計画する春彦と健太。
ここでも、2人のラジオ放送がうまくいかない様子が面白おかしく描かれていて、とても面白かったです。
そんな中、春彦がバイトしている園から女の子がいなくなったというので、一時、ラジオの放送から外れて、女の子を探しに行く春彦。

ここで、舞台をいっぱい使って女の子を探す春彦のシーンがあるんですけど、この時の丸ちゃん、スタイルの良さが際立っていて、とってもカッコよくて、見惚れました。

一方、健太はラジオ放送をなんとか一人で続けようとするのですが、隣に住んでいるいつもオペラを歌っているおじさんの声が、ラジオから聞こえてくることに冬美が気づいてしまい、女の子が見つかったという知らせを聞いて戻ってきた春彦の前で、問い詰める冬美。
そんな冬美の携帯電話に、「ツジイサム(?)」という名前が登録されていて、かなりの着信履歴が残っているということを知らされる春彦。

ここで、場面が変わり、仙太郎がこの続きを秋彦と夏美に求めます。

まずは秋彦のアイデアからで、ここでは、スクリーンの映像も、白黒のストライプやチェック柄に変わっています。
それによれば、春彦はその番号に電話をかけることもできず、ずっと冬美のことを見てもいなかったので、冬美が何をしていたのかも分からないと嘆き、離婚しようとしていたことを白状して、結果、「別れよう。」と言いだします。

続いての夏美のアイデアでは、その番号に電話したところ、ツジクッキングスクールという番号で、冬美が料理教室に通っていたということが分かるんだけど、あるキーワードから、記憶を取り戻してしまいます。
でも、冬美は、以前のような悪い部分だけじゃなくて、春彦の良い部分もたくさん知っていると言って、仲直りをして、三度、新婚生活のような日々を送りました…というハッピーエンドに。

仙太郎の選んだストーリーはハッピーエンドの方で、これで、秋彦と夏美も和解するのかと思いきや、そうはいかず、しかも、思い出の電球はアキラが勝手に家から持ち出していたと言って、夏美はその電球をその場で秋彦に手渡して去ってしまい、暗転。

結局、現実はそんなにうまくいかないってことか…って思っていたら、再び、春彦のシーンになって、健太と春彦が原稿を読んでいるところへ、冬美が現れて、実は、今までの話が全部、冬実が書きあげたストーリーになっていて、初彦と冬美の方がノンフィクションのお話で編集者の話の方がフィクションだったっていうことが、ここで分かります。

そして、その冬美の書いた小説のタイトルが「BOB」で、健太は、B型とB型の間にO型が出来たことから始まる話なので「BOB」なのかと感心するんだけど、冬美は違って、「ボブ」は「ホフ(保父)」に濁点を付けると強い感じがするので「ボブにしたんだとか…ここのくだりは、最初の方で、春彦と冬美が名前に濁点を付けると強く聞こえるという話で盛り上がっていたことに繋がります。

で、園の子供たちを自分たちの子供だと思って「これからも保父さんを頑張ってね。」という冬美に、春彦と健太としては「本業の方は…」みたいな感じで、明るく終わりを迎えるのでした。

とにかく、色々な意味で驚かされたり、予想を裏切られたり、ちょこちょこ小ネタが入っていたりして、本当に面白いお芝居でした。
ポスターとかが白黒なのも、オセロのように何度もひっくり返ることからイメージされたのかなあって思ったし、90分間、まったく飽きさせない素晴らしい舞台を、堪能させていただきました。

そして、ますます、役者・丸山隆平から、目が離せなくなりました(*^^*)。
【ジャンル】:アイドル・芸能 【テーマ】:丸山隆平
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